ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

2024-01-01から1年間の記事一覧

弟ができた長女と長男の変化

どうしても双子に付きっきりなので、 1歳の長男は、 「今までパパもママも僕が独占していたのに、 急に奪い取るこの子達はいったい誰なの!?」 とでも言いたげに、ものすごく不機嫌だった。 長女も、「私も抱っこしてもらいたい!」 と言って、赤ちゃん返り…

3ヶ月入院していた双子が退院した

ついに、双子が退院した。 途中、本当に退院出来るんだろうかと不安になったが、 僕が日頃から診ている高齢の方々とは違って、 新生児は回復力がある。 最後の方は急速に回復し、 見事に全ての管が外れて退院となった。 最後まで笑顔で家族のように接してく…

発癌予防の為の、コーヒーの飲み方

コーヒーは身体に良い という科学的な調査結果は数多くあって、 コーヒーを飲むと寿命が伸びることや、 発癌予防に効果があることも判明している。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov 例えば、最近のこの論文では、 コーヒーには大腸癌の再発予防効果がある と結論づ…

うつらうつら、過去の自分に会ってきた

当直中、眠れなくなったので、 10年くらい前のLINEをボーっと見ていたら、 とてもフットワークの軽い自分が存在していた。 飲み会に誘われれば、二つ返事で参加していたし、 色んな勉強会や仕事にも 可能な限り参加していた。 毎日新しいことをしていた。 そ…

くらげに癒やされる

先日は、久しぶりの高難度症例で、 術中出血量が多くなり、 麻酔科に追加で輸血を発注する事態に。 看護師もバタバタさせてしまったので、 手術が終わって、スタッフへのお礼に、 皆の分のハーゲンダッツを買った。 5000円ほどした。 せっかく稼いでも、 僕…

4人で最後の水族館

夜間、次から次に吐下血患者が運ばれ、 ドタドタと対応していたら、 他科の患者が急変し気管挿管騒ぎになり、 バタバタしているうちに朝になり、 久しぶりに疲れ果てた状態で、翌朝帰宅した。 その日は休日だったので、 ゆっくり休息でも…と思う間もなく、 …

夫婦で科研費が採択された

まぁ厳しいかなと思っていた科研費*1が採択された。 500万円ほど助成を受けることになったが、 国のお金を使って、人様の為になる研究が 果たして自分に出来るのだろうか。 誇らしいことだぞ、喜べ! と上司に言われたが、なんだか、荷が重い。 妻から連絡が…

妻の幸せは、夫の幸せかどうか

妻の体調はほぼ全快し、 「わたし今、気分が絶好調なのよ」 と言い出している。 まぁそれはいい事なんだが、 以前、自分のブログで、 妻が幸せになればなるほど、 僕が何かを失っていく と書いたのを思い出した。 joiwife.hatenablog.jp 今、妻は産休中なの…

妻が夫の寿命を伸ばす

一本、歯が黒い気がしていた。 虫歯かな、嫌だなと思いながら、 しばらく放置していたら、 妻が勝手に歯医者を予約していた。 せっかくの妻の好意(???)なので、 その妻オススメの歯医者に行ったら、 確かにとても良い歯医者だった。 一瞬で診断をつけて…

令和。男の時代か、女の時代か。

今日の保育園はどうだった? と娘に聞くのが夕方の日課だが、 「今日はねー、タイタニックしたよ。 氷山にタイタニックがぶつかって、 真ん中で折れて沈むの。 みんなでやった。」 と娘が言っていた。 これ、保育園児の普通の遊びなのか…? 鉄板焼 匠 車のエ…

歯ブラシも上手に買えない妻

歯医者に行ったらね、 歯を強く磨きすぎています、 柔らかい歯ブラシを使って磨いて下さい って言われたの! だから、ドラッグストアで、 すごく時間をかけて柔らかい歯ブラシを選んだの! それで、家に帰って見てみたら、 普通の硬さの歯ブラシだったの! …

妻の目が死んでいた

車を運転していたら、急に妻が、 「あなたって、学生の頃、 モテようと思って何か行動しなかったの? 例えば、音楽とか、スポーツとか」 と聞いてきた。 妻の言う音楽とは、クラシックやジャズなどではなく エレキギターとかベースとか、所謂バンドを指して…

やっぱり冬は恋よね

新幹線から見える冬の景色が、美しい。 1杯のコーヒーを飲みながら、 外勤先に向かうのが、気持ち良い。 2027年以降に開業予定のリニアモーターカーは、 品川〜名古屋間の86%がトンネルらしい。 この景色は楽しめないのかー。 妻とランチ@九絵 5歳の娘が、 …

妻が購入した、ちょぴん

ブランド物で身を固める女医を見て、 妻が「あの子、品のない子になっちゃった」 なんて呟いていた。 妻はあまりブランドにこだわりが無く、 僕と同様、普段からかなり質素な格好をしており、 そこは妻の良いところだと思っている。 お金のかかる妻では無い…

BAR ナース

入院中の双子の面会に行った。 相変わらず、看護師さんたちは優しい。 双子たちの酸素がまだ取れないので、 「酸素外れず、このまま退院でHOT*1はキツいなぁ〜」 と呟いたら、 「無理無理〜、二人HOTはキツい〜!」 みたいに反応され、会話が盛り上がった。 …

4児の資産運用と、妻の運用成績

子供4人が、仮に全員、 私立の医学部に進学したいなんて言おうものなら、 学費・生活費だけで2億円近くかかる可能性もある。 夫婦全力で稼いだとしても、 勤務医でいる限り、そんなお金貯まるわけない。 そもそも今、研究がメインなので、 預金額がほとんど…

理屈抜きに、結婚式は良いものだ

後輩(女医)の結婚式に招待され、 かつて一緒に働いていた懐かしい後輩たちに再会。 当時、自分が後輩を指導していた学年に、 後輩たちも追いついてきた。 皆、力をつけているようで嬉しかった。 「常野さんに、追いつけなかったっす」 なんて言われたが、…

ハラスメント上司からの絶縁の申し出

ここしばらく、お酒を飲めていない。 別にそこまで飲みたいわけでもないが、 昔のビールの写真でも見て、 飲んだ気になってみる。 いつかのオクトーバーフェスト さて、僕の知らないところで、 事態は悪い方向に進行していた様で、 先日、ハラスメント上司か…

ハラスメント上司による精神的攻撃

以前ブログに書いた、研究室のハラスメント上司。 (以降、上司Aとする) 彼からの執拗な精神的攻撃が継続中だ。 今までの僕の生き方・価値観を否定してくるのが、 一番、精神的に苦痛であった。 かつての関係者から話を聞く機会があったが、 どうやらこのハ…

妻と、雪、生クリーム。

しんしんと降る雪の中、新幹線で外勤先へ。 ここ数日は、仕事で連泊しているので、 しばらく家に帰れていない。 家のことは妻に任せきり。 妻よ、いつもありがとう。 「そっちは、どれくらい雪降ってる?」 と電話で妻に聞いたら、 「生クリームくらい」 と…

日本人が、全員妻になってしまう

長女のお受験が近づいてきたわけだが、 小学校によっては、親の送り迎えが必須らしい。 そうすると、どう考えても、 どんなにシミュレーションを重ねても、 妻と二人では生活を回せない。 「だから、言ったじゃないか、 子供は二人で限界じゃないかって。 な…

4児を育てる医師同士夫婦の数

児童のいる世帯は991万7千世帯で、全世帯の18.3%。*1 そのうち4児以上の世帯は、4.0%しかいない。*2 つまり、単純に計算するなら、 全世帯の0.7%が4人の子供を育てている事になる。 全国に女医は7万人ちょっといる。 女医の生涯未婚率は35.9%*3なので、 64…

いよいよ実家のサポートも無くなる

先日のブログで、 双子の退院が見えてきたと書いたが、 双子の状態はまたやや後退し、退院が先延ばしに。 僕には三寒四温の温を待つ事しか出来ない。 頑張れ、子供たち。 いつかの夜明け 子供4人との生活に向けて、 少しずつ家の準備を進めている。 ハード面…

早産で産まれた双子の退院が見えてきた

双子の主治医からお話があり、 まだ先になるが、退院が見えてきたと。 早産児なので、色んな検査をしたが、 重篤な合併症は今のところ見つかっていないと。 各種検査結果を見せてながら説明して頂いた。 僕は外科医で、プライドを持ってやってきたが、 今回…

産休中の妻のご機嫌を保つのに必要な予算

妻の妹が、はるばる大阪から遊びに来た。 相変わらず、義妹は妻にそっくりで、 僕だけでなく、子供たちも 「どっちが母親だ!?」と、 顔が「???」になっていた。 僕からすると、 日頃から妻が何を喋っているのか理解できず、 いつも宇宙人と話しているよ…

お腹が減っている時の妻が最強

娘と息子を風呂に入れていたたった15分で、 妻が4品も料理を作っていた。 余り物で作ったのに、どれもとても美味しい。 お腹が減っていたから、 我慢できなくて大急ぎで作ったと。 こういうのは努力もあるけど、 やっぱりセンスだよなぁ。 僕はどれだけ料理…

女医が指摘する、新生児回復室とキャバクラ

GCU(新生児回復室)に行くと、 親切な看護師さんが代わる代わる声をかけてくれ、 「かわいい写真が撮れましたよ」とか 「今日は目がぱっちり開いていますね」とか 「名前はどうやって決めたんですか?」とか 色々と話が弾み、 気づけば数名の看護師に囲まれ…

医者を辞めると伝えた時の、妻の反応

まだ外科医駆け出しで、 朝6時から夜11時まで働き続ける生活を 365日続けていた頃、 ひどい上司のパワハラと暴力で ついに精神が崩れてしまったことがあった。 (その上司は、その後も問題を起こし続け、 結局医局を辞めたが、 たくさん手術を教えてくれた点…

マタニティ・ハラスメント

双子が産まれた事に関して、 特にこちらから積極的に公言はしてないが、 噂ってのは勝手に広がるもので、 かつての同期や先輩、 職場の看護師や技師さんなど、 あらゆる方面から「双子が産まれたんですか!?」 と声をかけられる。 いったいどこから聞きつけ…

よく笑う妻と、笑わない夫

妻や、妻のご両親・姉妹は、 とにかく良く笑うんだが、 ほとんど笑わない僕からすると、 なんで笑っているのか理解できない。 「今日こそはお片付けするぞ〜あははっ♪」 なんて具合に、 自分で話した内容に、自分で笑っている。 しかも、笑い方が、あはっ♪ …