ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

内科と外科と、男と女

当直の際は、PHSを3台持ちしている。 院内用、救急用、吐下血ホットライン用。 昨夜は年末だというのに、いや年末だからか、 救急車からの電話が鳴り止まず、 朝まで大量の患者が搬送され、 ひたすら緊急止血やら何やらしていた。 3台のPHSを片手に走り回る…

一瞬思ったことが妻にバレる

娘がどうしてもシチューを食べたいと言うので、 夕食にコトコトとシチューを作っていたら、 帰宅した妻の機嫌がとても良かった。 そういえば、妻はシチュー好きだった。 あからさまにウキウキしている妻を 一瞬見て、すぐに目をそらしたら、 「ちょっと!」 …

小児科外来に並ぶ内科医と外科医

妻と息子を連れて小児科外来に並んだんだが、 お互い外来の事情をわかっているゆえに、 「この時間もっと有効的に使えるだろ」とか 「さっきの患者は最初から発熱外来だろ」とか 色んな不満が噴出してしまい、 クレーマーになりかけていた。 ちゃんと外来で…

妻の機嫌が悪い時に取るべき血液検査項目

最近の妻の血液検査で、 甲状腺ホルモン値がやや低値だった。 ほとんど誤差だろって思う程度の値だったけど。 それで、先月からお試しで チラージン(甲状腺ホルモン)飲み始めていた。 気のせい、かもしれないが、 どうもチラージン飲み始めてから、 妻の機…

共働きと、交渉の余地

共働きって、響きは良いけど、 実際には家計のほとんどは夫の僕が負担している。 …もう、その点は良いよ。 なんだか交渉の余地が無さそうだから。 ただ、妻が働いているおかげで、 子供が熱出して保育園に預けられない時の 例えば病児保育などの結構大きな臨…

初めての「パパ」

0歳の息子が突然大声で「パパ!」と言った。 最初に呼ばれたのはママでは無く、パパでした。 しばらくは妻に何を言われても 僕は機嫌が良いだろう。 そして、しばらくは妻の機嫌が悪いだろう。 表参道うかい亭 今年も我が家にはサンタクロースが来た。 娘と…

150万円消えていた

積み立てていた投資信託の額が ある程度まで育ってきたのは良いんだが、 最近の為替変動や株価の乱高下で、 僕の資産の変動も激しくなってきた。 さっき見たら、2ヶ月で150万円くらい減ってた。 これ、精神衛生上良くないなぁ。 年末なので、駆け込みふるさ…

悲しきプラチナアレルギー

我が妻はなんとプラチナアレルギーになってしまった。 今まで散々プレゼントしてきたジュエリー達が 全て収納へと消えてしまった。 無念。 この時期話題になるのは 妻へのクリスマスプレゼントだが、 ホワイトゴールドでもあげようか と妻に聞いたら、妻は「…

死ぬまで麦茶を作り続ける外科医

妻は麦茶が好きで、 季節を問わず毎日1リットル以上飲む。 で、その麦茶を作るのは、 ほとんど麦茶は飲まない僕なわけです。 作っても作っても、妻が飲み干す。 しかも感謝されるわけでもないわけです。 冷静に考えてなんだかおかしいので、 あれ、おかしい…

風邪を引いているのは僕ではない

息子だけでなく妻まで熱を出した。 やっかいだ…。 夜、寝ている娘のほっぺにチューしたら、 「風邪移さないでよ!」と怒られたが、 風邪引いてるのはおまえやろー!! と怒りに震えた(黙っていた)。 べこ亭のサラダ 焼肉屋では優しい妻。 写真はサラダをよ…

妻からの入電は非常事態

朝から、妻から電話がかかってくる時は 大抵の場合、非常事態だ。 今朝も朝から着信あり(ガクガク)。 新幹線車内で電話を取ると、息子が熱発したと。 またかい! 「私は朝から外来だから、あなたよろしく」と。 こんな生活いつまで続くんだろう…。 日の入…

検死と妻からの精神的圧迫

先日の当直では、何度か検死依頼があった。 警察から電話があって、 その後警察官がパトカーで僕を迎えに来る。 僕はパトカーの後部座席に乗り込み、 現場までドナドナ搬送してもらうんだが、 パトカーに乗るたびに、なんだか悪い事して 捕まった様な気にな…

ベッドで寝るチャンスを逃す

今週は毎日当直だった。 来る日も来る日も病院のベッドで寝る。 財布は潤ったけど、心は貧乏になった…。 週末ようやく家に帰れ、 妻と娘の希望で夜は焼肉屋に行った。 素敵なお店で、僕も家族も久しぶりに大満足。 少し心の潤いを取り戻した。 娘を抱っこし…

フルタイムの医師同士の結婚について

いわゆるハイパー診療科である フルタイムの医師同士が結婚し、 十分な他者からのサポートを受けられない状況で、 2人以上の子育てをする。 この状況が、ここまで大変だとは思わなかった。 それに対する解決策はあると思う。 例えば、 ・実家のサポートをア…

妻の恐ろしい医療スタイル

午後休みを貰って、丸一日部屋の環境改善に費やした。 寝具全てをランドリーのガス乾燥機にかけ、 寝室にはバルサンを炊いた。 あらゆる物に掃除機をかけた。 当直の時間に間に合うかどうかというタイミングで、 保育園から息子が熱発したので迎えに来いと連…

鬱病の診断基準は満たさない

ここ5日間ほど、明らかな 抑うつ気分、食欲の減退、気力の減退、 罪責感、思考力・集中力の減退 あたりが揃っていたので、 まずいぞプシコっぽくなっている、 休まないと…休まないと… と焦っていたが、この焦りが良くないのも 知識としては知っているので、 …

体力の限界。気力も無くなった

土曜日は、妻が学会発表だったので、 朝から妻に頼まれたシャツのアイロンをかけ、 妻を見送った後は 息子を抱えながら娘を習い事に連れていき、 帰りには娘にねだられたアイスを買い与え、 一旦帰宅し昼ごはんを食べさせ、息子のオムツを替え、 午後はお稽…

医師同士の離婚率は高いのか

3人に1人が離婚すると言われる中で、 医師同士は2人に1人が離婚すると言われる。 これって結構有名な話で、僕としても、 この数字にあまり違和感は感じない。 ただ、意外にも その客観的データは見つからない。 厚労省の統計によれば、 標準化有配偶離婚率を…

金魚は自分自身の投影である

妻と娘が買ってきた4匹の金魚は、 今は1匹にまで減ってしまった。 それで、その最後の1匹が、 水槽の中からなんだか寂しそうにこちらを見るので、 「独り閉じ込められちゃって、寂しそうだね」 と、呟いたところ、妻にこう言われた。 「金魚は、自分自身を投…

夫がうるさい原因

普通に日常会話をしていただけなのに、 「うるさい」と言われたので、 「どこがうるさかった?」と聞いたら、 「顔」と言われた。 顔って…。 GUCCI, クラッチバッグ 天使のように優しかった頃の 妻からの誕生日プレゼント。

妻が女医のメリット

専門医申請する際に、 今まで勤務してきた各施設の施設長から サインを貰う必要があるんだが、 サイン集めに妻が協力してくれた。 これは本当にありがたかったし、 妻が女医で良かったと思う瞬間だ。 うしみつ 恵比寿 うしみつ行きたいいぃぃ

専門医申請の季節

内視鏡専門医くらい取らなきゃと思い、 専門医申請に動き始めたんだが、まぁ大変。 複数の病院の施設長からサイン貰ったり、 症例数確認したり、レポート書いたり。 妻はこんな事を出産直後にやってたんだから さすがに尊敬せざるを得ない。 頑張ろう。 リッ…

振り返る娘と、振り返らない妻

昨日は、後輩の成長について書いたが、 我が娘も急速に成長している。 先日、塾の様子を見学していたら、 家では大した教育が出来ていないのに、 どこでこんなに成長したんだろうと思うほど 立派な女の子に成長していた。 先週末は、夕方から当直の仕事だっ…

医局にいる最大のメリット

医局は面倒な事も多い。 あっちに飛ばされ、こっちに飛ばされ、 事務的な仕事も多いし、なにより薄給である。 医局なんて飛び出して独立したい! とも思うけど、 実際には医局には良くしてもらっている方だ。 教育的な面も、研究的な面も、 本当にお世話にな…

妻の発言は夫を案じているのか

同期の外科医が、鬱っぽくなっている。 僕と同じく研究に片足を突っ込んでから、抑うつ的。 良い奴だから、ずっと心配していて、 ちょこちょこ連絡しているんだが、 そんな僕に対して妻は 「大して仲の良い友達ではないんでしょ? あなたがどうこうしても仕…

席を譲ってもらう

息子と娘をかかえて電車に乗っていたら、 若くて綺麗な女性が、席を譲ってくれた。 次の駅で降りるから全然座る気なんて無かったんだが、 その親切心を無下にしたくなかったし、 始めて席とか譲られて半ばパニックになったので、 とりあえず、ひと駅分だけ甘…

妻がまた専門医を取得した

妻がまた一つ専門医を取得した。 いったい専門医いくつ持ってるんだ…。 あの歳で指導医も博士号も持ってるし。 それに対して僕はまだ外科専門医一つだけ。 うーん。悔しい。 妻「専門医合格した!」 僕「おめでとう。僕も専門医取らなきゃな。」 妻「僕の話…

外科医の一日の終わり

仕事が終わると急いで電車に駆け込み、 家に自分の荷物だけ置いて、 すぐに保育園まで娘を迎えに行く。 娘を拾ったら、続けて別の保育園に息子を迎えに行く。 二人を抱えて帰宅。そのままお風呂。 まずはパッと息子を洗って、すぐに出る。 全身にクリームを…