先日、妻の「学会で不在にしますからあとはよろしく」
第一弾が断行され、数日間妻が不在であった。
こういう場合、保育園等の送迎の関係で、
僕は仕事を遅刻・早退するので、
周囲からの期待(?)と、上司からの信頼(?)を裏切り、
さらに貴重な時間休をジャバジャバと浪費し、
多大なる犠牲を払うことになるが、
それを妻が知る由はない。
(ちなみに、妻の「私も犠牲を払っていますから!」
という言い分は認められない、その理由はここでは割愛する)
朝起きて子供たち全員の支度を済ませ、
保育園の先生方に迷惑をかけながら送り届け、
ギリギリの満員電車に駆け込む。
外科のスタッフに遅刻・早退の件を謝罪し、
朝から手術室に予定手術を遅らせてすみませんと頭を下げ、
緊急で入院になった患者の対応は、
部下に頭を下げて初期対応を頼み、ダッシュで帰宅。
ギリギリの時間に保育園に到着する。
ここから寝るまでがまた一勝負である。
悪いことしていないはずなのに、
なんでずっと謝り続けているんだ?
と疑問を感じながらも、
子供たちは皆可愛く、愛情を返してくれるので、
ギリギリ精神状態を保ちつつ過ごせるわけだ。
問題なのは、その後帰宅した妻だ。
過去の経験から言えば、
僕がワンオペした後の妻の機嫌は非常に悪い。
その理由は、僕によって家が勝手に整理される為である。
と言っても、それは別に特別なことではなく、
リビングの隅に、こっそり積み上げられた妻の洋服を、
妻の部屋に移動することであったり、
ダイニングテーブルの上に数週間放置されている
妻の勉強に使うノートを、
妻の部屋に移動することであったり、
コーヒーメーカーの横に置かれた
明らかに不衛生な妻の化粧品を、(以下略)
とにかく、別に何か特別な嫌がらせを
しているわけではないのである。
シンプルに、妻が不在ならばと、
そっと妻の使用していない私物を、
妻の部屋に移動しただけなのである。
さらに、僕はすでに学習している。
たったこれっぽちの整理でも、
妻はものすごく機嫌を悪くする。
であるならば、事前に僕がやった事を妻に伝え、
思う存分、出張先で不機嫌になって頂き、
帰宅する頃には沈静化させておこう
という作戦を、今回実行してみた。
この実証実験は、思いがけず成功した。
予想通り、妻はLINEで不機嫌そうではあったが、
「まぁそれくらいならいいわ」と言って、
沈静化の兆しがあったわけである。
めでたしめでたし。
とはいかないのが、妻である。
とある日の夜、数日の学会から帰宅した妻は、
寝ている僕と子供たちの存在も忘れ、
気が狂ったように大騒ぎした。
なにか未知の病気を発症したのかの如く、
大騒ぎであった。
その理由は良くわからなかったが、
「オムツも買えないのか!!」
「人の嫌がることしかしない!!」
「xxx!!xxxx!!!」
と喚いていて、
その後、実家かどこか不明だが、
誰かに電話で僕の悪口を叫び続けている声は聞こえた。
確かに、僕は買い物に行く時間が無く、
オムツを切らしていたのは事実である。
そのため、予備の夜用オムツを代用していたが、
これは果たして、ここまで大騒ぎする案件なのだろうか。
そもそも、オムツはほぼ100%僕が買って管理しているので、
妻の手を煩わすような事態にはなっていない。
そして、この妻の精神状態は、
翌日になってもほとんど改善されることはなく、
僕に当たるだけならまだ良いとして、
子供たちにも八つ当たりし、
子供たちも困り果てる事態にまで発展した。
可愛い子供たちにまで、
わけのわからぬ理由で発狂する様子は、
とても看過できるものではなかったのである。
ここで、一つの仮説として、
「僕がオムツのストックを買っていた場合、
妻は不機嫌にならなかったのか」
というものが挙げられる。
これに対する僕の予想は、
「それでも不機嫌になっていた」である。
ここで一旦小括したい。
まず、数日間、仕事を含めた様々な犠牲を払って、
ワンオペしていた僕に対して、
オムツのストックを切らしていたという一点のみで、
ここまで大発狂するのはどうかしている!
という僕の怒りの感情はひとまず置いておいて、
なぜ妻はここまで機嫌が悪くなったのだろうか。
果たして、本当に僕は、悪かったのだろうか。
仮に悪いところがあったとして、
(そりゃ、いくつか不適切な行動はあったかもしれないが)
それらは、普通に口頭で伝えれば良い話である。
前述したオムツの件で言うならば、
「あら、オムツのストックが切れているわ。
なるべく早めに買ってきてね」
の一言でおしまいである。
これが出来ないのには、どんな理由があるのか。
妻に言わせれば、
僕が100%原因であると言ってきそうだが、
長年蓄積された各種記録をメタ解析した結果、
根本的な原因は、僕には無い事が判明した。
ではなんなのか、という話であるが、
実は、僕の記録している妻の機嫌データバングから、
妻の機嫌に関する、非常に重要な分析結果が見えてきた。
つづく。

娘とデート