ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

妻のごめんなさいは、脊髄反射

妻の親族に不幸があり、

僕も子供たちを連れて上阪する予定だったが、

下の子がそろって熱発した為に、

やむを得ず東京でお留守番する事になった。

血の繋がりのない僕にも

大変良くしてくれた方だったので、

お別れに立ち会いたかった。

残念だった。

 

上の子達や妻がいない家は静かだ。

時間の流れがゆっくりである。

 

これをチャンスとばかりに、

子供たちに食事を食べさせたあとは、

アイスカフェラテを淹れて、

ゆっくり自分の朝食の時間を過ごした。

久しぶりに丁寧な生活が送れた気がする。

 

さて、あとは皆が帰るまでに、

掃除、洗濯、食器洗い、片付けなど一通りやり、

皆が過ごしやすい環境にしておこう。

頼まれていた妻のクリーニングも出しておこう。

 

翌日、妻が上の子達を連れて帰宅した。

大変お疲れの様子だったが、

きれいになった部屋を見て、

発狂している。

 

あれはどこやったの!とか

これはどこにしまったの!とか

いつもの事である。

 

もちろん、

文房具は文具入れに入れるし、

洋服はクローゼットに入れるし、

書類はファイリングしてしまっている。

あるべき場所に戻しただけで、

そんなの当たり前のことだろう。

 

全く片付けが出来ず、

すべての物を無秩序に

床や食卓に山積みにする方が

間違っているだろう。

それに、一定の頻度で

僕が片付けや整理をしているから、

家の秩序がなんとか保たれているのは事実だろう。

(妻もその事実は頭では理解している)

 

しかし、ここまでは想定内であったが、

妻が僕に聞こえるか聞こえないかの距離で、

「本当に、家に帰らないで良い!

 お金だけ入れてれば良いのよ!」

と言い放っているのが、

運悪く聞こえてしまった。

 

これには、反射的に怒りが込み上げ、

怒り心頭に「今なんて言った!?」

と詰め寄ったところ、

妻も妻でさすがに言い過ぎたと思ったのか、

反射的に「ごめんなさい」と謝罪してきた。

 

僕は当直の仕事が入っていたので、

すぐに家を出たものの、

今でも怒りが収まらず、悲しみも湧いてきた。

家族の為に行動した結果が、これか。

妻を帰阪させる為に、仕事の調整をするのが

どれだけ大変だったと思ってるんだ。

しかも、あの妻の「ごめんなさい」は、

あくまでも脊髄反射の謝罪なので、

本心ではやはり家に帰って欲しくないと

思ってるんだろうか。

やるせない!

 

今までもこうした言葉が原因で

何度も喧嘩はしてきており、

その都度、長い時間が記憶を薄めてくれていたが、

こういう事が何度も重なって、

夫婦愛の形が変わってゆくのかと思う。

こういう小さな傷で、

どんどん傷が深くなっていくのか、

それとも角の取れた丸い石ころに変わっていくのか、

 

なかったことにして、

普段通り過ごすことが大人の対応だろう。

でも、知らん。

飲み歩いてやる。

僕が時間をかけて整理整頓した部屋を

好きなだけ荒らすが良い。

 

朝食

 

後輩の女性外科医たちは、強い

僕と、後輩の女医で、

緊急手術をやっていたんだが、

お互いに子供がいて、お迎えの時間がある。

別にだからと言って手術が雑になるわけでは無いが、

とにかく時間が押しているので、

時短につながる手術機械は全部使っていた。

 

とても呑気な上司が一人おり、

外野から「おい〜、そこは手縫いでやれよ〜」

なんて言ってきたので、

「じゃぁ、ここは機械使わずやるか?」

と後輩に聞いたら、

「いえ、ここは機械使いましょう。

 手術時間の短縮は、患者の利益に繋がります。

 (私は早く帰りたい)

と言って、強行していた。

さすがだよ。

 

とある日の外勤先でのお弁当

 

先日は、外科志望の研修医(女医)と

当直帯に対応していた患者さんが、緊急手術に。

他に人がいなかったので、

研修医と二人で手術することになった。

手術に助手で入ってほしいと研修医に頼むと、

「わかりましたが、私はお腹が減っていて、

 こんな夜中に手術なんて出来ません!」

と言って、どこかに消えた。

 

これが令和の女医かと驚いていると、

しばらくして満足そうな顔して戻ってきた。

どうやら深夜のコンビニに走っていき、

空腹を満たしていたらしい。

無事に二人で緊急手術を終わらせた。

 

後輩の女性外科医たちの紹介でした。

 

妊娠していない君は可愛い

テレビで大家族の特集なんてやってると、

「子沢山いいなぁ」なんて言ってる。

 

妻の外来に妊婦が来ると、

「妊婦っていいよね」なんて言ってる。

 

しまいには、

「妊娠するっていいよね。もう1人いっとく?」

と、ビールもう一杯いこうか

みたいなノリで言ってきた。

 

毎日がカツカツで、

将来の経済的な見通しも立たず、

近所にサポートしてくれる親戚もいない、

この今の状況を過ごしながら、

よくそんなもう一人とか言えるな。

 

とある日の車窓から

 

妊娠・出産してから、ホルモンの影響で、

しばらく妻の髪が薄くなっていた。

最近ようやく髪が増えてきて、

生え際がもとに戻りつつある。

妻自身も、髪が増えたことを喜んでいる。

また髪が増えてきてかわいいね!!

妊娠していない君は可愛いよ!!

という論調で、取り急ぎごまかしている。

 

 

追記:

なお、5歳の娘だけは、

「いや、これ以上子供は無理でしょ」

と言ってくれている。

娘の夏期講習代が払えない

娘の8月の夏期講習代が、45万円であった。

請求書を見て、しばらく唖然としていた。

ここ数ヶ月赤字続きだったので、仕事を増やし、

今月はようやく黒字化!

と内心喜んでいたのに、やっぱり赤字であった。

さらに働かねばならぬのか。

身が持たぬ!

 

そんな絶望的なオーラを垂れ流している僕をよそに、

妻は、「やることがいっぱい。なんて幸せなの〜」

と言っていた。

どういう脳の構造してるんだ。

 

とある日のアンバサダーホテルで

 

0歳の双子たちは良くミルクを吐くので、

妻は双子たちを

「無限ミルク吐きマシーン」と呼んでいた。

ようやく最近になって吐く頻度が減ったかと思う。

シーツを洗う頻度が少し減った。

 

ただ、その代わりなのかなんなのか、

発熱の頻度が増えた気がする。

子供たちは交代交代に発熱するので、

なんだかずっと発熱している。

「無限湯たんぽ」である。

 

病児シッターの予約をして、

仕事の調整をして、

妻と送迎の役割分担をする。

毎日、一日の予定がパズルのようで、

毎日、奇跡的に一日を終えている。

 

いい加減、落ち着いた生活を送りたいが、

妻が「5人目どうかな?私はあり。」

と言ってきた。

無視した。

 

妻に騙されてきた我が人生

用事があって妻の職場に行った際、

軽く挨拶した男性医師の感じが良かったので、

「あの先生、感じ良かった」と言ったら、

「本当にあなたって、人を見る目がない!

 だから人に騙されるのよ!」

と妻に怒られた。

 

「いや、今まで誰に騙されたって言うんだよ」

と反論したら、

私よ!!

と言われた。

 

やはり僕は妻に騙されてきたみたいだ。

 

とある日のアンバサダーホテルで

妻は姫じゃなかった

早く朝ご飯作ってよ!!

と妻が朝から発狂していたので、

鮭おにぎりでも作ろうかと思い、

鮭を焼き始めたところ、

 

「朝から鮭なんて焼くんじゃないわよ!

 こんなに時間が無いっていうのに!

 もう知らない!私先に行く!」

 

とものすごく怒られてしまい、

本当に上の二人(長女、長男)だけ連れて、

家を出ていってしまった。

 

仕方がないので、

下の二人(次男、三男)を連れて、

父のみで保育園に連れて行ったところ、

園長先生から笑いながら

「お父さん、鮭焼いてたんですね〜」

と言われた。

 

妻が園長先生に

キーキー話しているのが目に浮かぶわ。

恥ずかしくてならない。

 

アンバサダーホテルで

 

妻と見ていたドラマで、

何股もしている男性が、

女性の名前を間違えないように、

全ての女性を「姫」と呼んでいた。

 

その流れで、僕も妻を「おい、姫」

と呼んだら、

「わたしは姫じゃない!お姫様!!」

と言われた。

 

気がおかしくなりそうだ。

 

憧れの、お〜い、お茶

自炊とは無縁だった学生時代。

調味料の使い方なんて知らなかったし、

煮ると炒めるの違いもわかっていなかった。

結婚して子供が出来て、

やらざるを得ないので始めた料理だが、

最近は、妻に料理を褒められる頻度が上がった。

かなり長い時間がかかったが、

妻が僕の料理を楽しみに帰宅すると言う。

 

料理なんて、男がするもんじゃねえ。

男は黙って仕事だけしてりゃいいんだ。

おい、お茶持って来い。風呂沸かせ。

という結婚生活に憧れているが、

もうそんな日が来ないことは決定している。

しかし料理で妻が喜んでくれるのも悪くない。

 

出刃包丁

出刃包丁が届いた

 

ふるさと納税で頼んでいた出刃包丁が届いた。

さっそくヘダイを捌いてみると、

なんて使い勝手が良いのだろう。

初心者にしてはなかなか美しく三枚におろせた。

妻も、喜んでいる。

良い道具が揃い、料理が楽しみである。

 

田舎の診療事情

外勤で、田舎の病院に行くと、

外科で看板を出していても、

内科疾患の患者がワサワサとやってくる。

便秘疑いで搬送されたのに大動脈解離だったり、

尿閉疑いで搬送されたのに急性心不全だったり、

そんな症例もたまにあるほど。

しかも、田舎なので他に対応できる病院が無く、

よっぽどでなければ、

自分の病院で治療を完結させねばならぬ。

そこがなかなか難しいところ。

 

先日、循環器疾患で一人お亡くなりになり、

死亡診断書を作っていたんだが、

他に出来る治療は無かっただろうかと振り返り。

(専門外の治療は今でも不安になる)

 

妻に電話して相談したところ、

「そんなの、それ以上にやれること無いよ。

 むしろそれは老衰でしょう!仕方ない!」

と一蹴されたが、こういう時に、

ある程度専門的な助言が貰えるのはありがたい。

こういう時だけは、妻の言葉が心強い。

 

貴重なカフェでの1人時間

貴重なカフェでの1人時間

 

昨日は、当直中、他科の患者が亡くなり、

患者家族同席のもと、死亡診断をつけたが、

奥様が、亡くなった夫に対して、

「また一緒になろうね!!」

と声をかけていた。

 

ここまで愛情深い御夫婦は久しぶり。

こういう死に方をしたいと思ったが、

そんな僕の夢は叶わない気がする…。

 

試しに妻にこの話をしてみたら、

妻からはノーコメントだった。

ノーコメントだった!

 

妻に、上部消化管内視鏡検査をやった

妻が腹痛を訴えており、

それも2ヶ月ほど慢性的に続いているらしい。

先日の夜中2時頃には、急な腹部の激痛で悶えていた。

症状の経過と、腹部所見からは、

胃潰瘍の可能性もある。

なんなら悪性疾患の可能性だってある。

僕はかねてから妻に、

頼むから胃カメラを受けてくれ

とずっと言い続けてきたんだが、

妻はずっと無視してきた。

しかしここへ来てようやく、

「じゃぁ受けるか…」と首を縦に振った。

 

急いで僕の胃カメラ枠を確保し、

外勤先で妻にスコープを突っ込んできた。

 

ちなみに、「みんな鎮静してるけど、する?」

と聞いたら、「鎮静?しないわよ、そんなもん」

とすごい強気だったので、

看護師さんも少し驚いていた。

 

というわけで、覚醒下に、

内視鏡所見を妻に伝えながら検査を行った。

さぁ、何か所見があるに違いない

と思ってスコープを入れたが、

なんと、至って健康な胃であった。

食道も、十二指腸も正常所見だった。

 

「なにも無かったぞ…」

と妻に伝えたところ、

朝から禁食でイライラしていた妻の目が輝き、

「よっしゃー、これで気兼ねなく食べられる!」

と言って、揚々と内視鏡室をあとにし、

さっそく唐揚げ定食をたらふく食べていた。

 

唐揚げを食べてまた痛むようなら、

腹部エコーを受けさせよう。

しばらく経過観察とする。

 

いつかのヒレ

港区婚活バトル

港区婚活バトルなるものを、

僕も一度くらい経験したかった。

 

www.youtube.comおもしろい…

 

思えば、妻も出会った頃は、

「きゃー、こんなところ初めて〜」

なんて言える女子力はあったし、

「ズキュン!」なんて反応も出来た子だったが、

今や見る影もない。*1

 

 お帰りなさい、あなた。

 お風呂にする?ご飯にする?

 それとも…、わ、た、し?

 

なんて言われる結婚生活を夢見ていたが、

実際に妻から言われるのは、

 お帰りなさい、あなた。

 まず子供たちをお風呂に入れる?

 みんなのご飯作る?

 それとも、掃除する?

 あとで肩揉んで。

である。

一旦座って休もうものなら、

休む暇なんてないわよ。

家に帰ってからが一日の始まりよ。

などと言われ、

妻に触れようものなら、

パチーン!と手を叩かれる。

 

現実よ。

 

神楽坂で日本食

 

*1:「きゃー、美味しい〜」は今でも言う

田園調布と、将来別居生活宣言

せっかくだから少しドライブしない?と言われ、

少し車を走らせて、

田園調布までドライブしてきた。

 

初めて田園調布の街を真剣に見てきたが、

妻とその豪邸っぷりに思わず息を飲んでしまった。

さすが、伝統的な高級住宅街。

成城学園前も、素敵だったが、

田園調布の方が格上であった。

 

「人生一度きり。いつかこんな家に住みたいね」

と言ったら、妻に

「え、私は別に住みたくない。

 片付いた広い家に住むより、

 ずっとバタバタ働き続けていたいわ」

と言われ、あ、そうだった、

この根本的なところで価値観が合わないんだった

と思い出した。

 

そして、さらに、

「子供たちがみんな結婚して巣立ったら、

 私は海の見える家に住みたいなぁ〜

 そのときは、別居だね〜」

なんて、言い始める始末。

一昔前の自分だったら、

べべべべべ別居!?」

なんて過剰反応していたところだが、

今は、まぁ多様性の時代、

そんな結婚生活もありかなとも思えるし、

結局は付き合っていた頃のように、

整理整頓された僕の部屋に

転がり込んでくるんじゃないかとも思うし、

気分屋の妻の発言一つ一つに反応していても

あまり意味はないので、

聞き流すことにしたのだった。

 

葉歩花庭

神楽坂で日本食

 

ところで、成城学園や田園調布は、

今やオワコン高級住宅街と言われ、

赤坂や麻布、六本木などに人気が移っている。

これも時代なわけだが、

いつかまた人気復活する日はくるのかな。

熱海がV字回復したように。

 

南海トラフ巨大地震に備えて 〜6人家族の備蓄まとめ〜

宮崎県で地震があり、1メートルの津波が到達。

いずれやってくる南海トラフ地震の前兆だろうか。

 

我が家の備蓄を改めて確認。

 

飲料用保存水 24L

・非常食(アルファ米) 24食分 + α (そろそろ賞味期限切れ)

ガス燃料 3缶

固形燃料 1缶

ランタン(電池式)3個, ランタン(ガス式)1個

非常用トイレ 大型1セット + 小型10個ほど

 

我が家はまだ子供が小さいので、

これで、3日は持つだろうか。

でも、今後数年後を見越すと、

水も非常食も、足りないか…。

 

万が一、3日以上ライフラインが止まった場合は、

段ボール2箱ほどの薪のストックがあるので、

暖を取ったり、お湯を沸かす際は、火を起こそう。

水は、雨水を給水袋に入れて、沸かして飲もう。

 

万が一、家が倒壊するような事があれば、

キャンプ用品を引っ張り出して対応しよう。

テントとタープを隣の公園に張れば、

雨風はしのげるだろう。

 

スマホ充電の為の電気は、

車のエンジンで発電しよう。

その為に、なるべくガソリンは満タンにしておこう。

 

我が家のキャンプギアたち

我が家のキャンプ用品

 

何年か前に、そろそろ災害対策しなきゃと考えていたところ、

災害に対する備えと、キャンプ用品一式って、

かなりの部分が共通している事に気づき、

じゃぁ災害の備蓄じゃなくて、

キャンプを趣味にして同時に災害対策にしちゃえと思い、

キャンプを始めた過去があった。

 

今思えば、悪くない判断だったと思う。

 

今日の地震で、また雲行きが怪しくなってきた。

少なくとも過去のデータからは、ここ7日間くらいは

ちょっと注意していた方が良い気もする。

 

妻に、「東京で地震が起きたらまずやる事」を

箇条書きにして、送った。

そういう非常時の対策とかに、

全く興味もない無い妻は、

たぶん、読んでいない。

 

包丁を研いでみた

包丁の切れ味が悪いので、

人生で初めて砥石を買い、研いでみた。

 

 

研ぎ方を勉強して、

さっそくシャコシャコ研いでいると、

研ぐ音を聞きつけた妻がやってきて、

「また趣味に走ってるよ」なんて言って、

研いでいる様子を動画を撮られ、

僕の母にその動画を送っていた。

 

包丁を研ぐ

包丁を研ぐ

研ぎ終わった包丁を使ってみると、

おおさすが、よく切れる。

トマトの皮が、包丁の重さだけで、

スーッと切れる。

「おい、見てくれ」と言って、

その様子を妻に見せると、

これも動画を撮り始め、

「テレビショッピング」というタイトルで、

また実家の母に送っていた。

 

嫁姑間で、夫の近況を報告する契約でも

結んでいるんだろうか。

 

株価暴落で、400万円が消える

日経平均株価が暴落。

円高、米国株安も重なり、

日本中が阿鼻叫喚の中、

僕の資産は、数日で400万円以上減っていた。

400万円って…。車買えるじゃん…。

ただでさえ貯金切り崩しているのに…。

 

テスタさんは命を大切にと言っている

 

妻に「とんでもない事になった…」

と震えながら伝えたら、

「だーいじょうぶ!気にしない!」

と脳天気な事を言われ、

「君も自分の証券口座見ないほうが良いよ」

と一応アドバイスしたら、

「うん、見ない。見れない!(パスワード忘れた)

と言われた。

 

この意識の違いよ…。

 

いつか来るとわかっていた株の暴落。

いざ来ると、やはり気が気ではないが、

脳天気な妻との会話で平常心を保つ事にした。

 

しかし、一度の暴落でこれだけ資産が減ると、

自分のポートフォリオ見直しの必要性を感じる。

 

日本株は1987年以来の急落。

アメリカも景気後退に入ったか。

とりあえず、種銭を捻出して、

勇気を出して落ちるナイフを拾ってみようか。

まだまだナイフは落ちて行きそうだけれど。

 

桃のパスタ

 

ちなみに、とある上司に、

「おまえ、これからお金かかるんだから、

 呑気に研究なんてしてる場合じゃないだろ」

と言われた。

 

特別な日の贅沢な料理

ちょっと良い肉を買おうと思い、

普段は行かない高級スーパー成城石井に行ったら、

保育園のママさん何人かにばったり会い、

ついつい会話がはずみ、楽しかった。

皆、普段からこんな高いスーパーに通っているのか?恐れ入る。

 

さて、良い肉を買ったのは、

妻の誕生日だったからで、

それこそ、年に一回のイベントなので、

清水の舞台から飛び降りるつもりで

ツヤツヤの松阪牛を3枚ほど購入した。

 

松坂牛を買った

松坂牛を買った

 

前菜に、桃と生ハムのパスタを。

じっくり炒めた玉ねぎと、

赤ワイン、バターを使ったソースを

松阪牛のステーキにたっぷりかけてメインに出した。

妻には大いに喜んでもらえた。

 

金をかけると料理が下手でもそこそこのものが出来上がる

 

これで、数カ月は平穏な生活が送れる。

高級な肉で機嫌が良くなるなんて、簡単なもんだ。

通帳は見ないことにした。