ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

早産で産まれた双子の退院が見えてきた

双子の主治医からお話があり、

まだ先になるが、退院が見えてきたと。

早産児なので、色んな検査をしたが、

重篤な合併症は今のところ見つかっていないと。

各種検査結果を見せてながら説明して頂いた。

 

僕は外科医で、プライドを持ってやってきたが、

今回の経験を通して、改めて思った。

産科、小児科の先生方には本当に頭が上がらない。

 

自分が研修医だった頃、

「おい、常野。おまえは外科医になりたいらしいが、

 外科と産科の大きな違いは何だと思う。

 おまえらは子供を取り上げられないが、

 俺たちは子供を取り上げることができる。

 だからおまえは産科に来い」

と、産婦人科の先生に言われたのを思い出した。

 

そんな非常に神聖な領域である小児科の先生が、

僕と妻に、子供たちの頭部MRIを見せてくれた。

小児領域の頭部MRIなんて、

見てもわからんので、

僕は特に意見も無かったが、

妻は、MRI画像を見た瞬間、

「きゃー、かわいい〜!」と発言して、

その場にいた医師や看護師を引かせていた。

頭部MRI見てかわいい!なんて発言する人間に

僕は初めて出会った。

恥ずかしいからやめてくれ。

 

いつかの日の入り

いつかの日の入り

 

ここ10年ほどは、引っ越しが多かったが、

今は、昔からご縁がある街にまた戻ってきた。

かつての仲間達と街でばったり再会する事が増えた。

 

開業して院長やってる人もいれば、

医者よりも不妊治療で悩んでいる人もいれば、

能登半島災害に支援しに行ってる人もいる。

かつては同じ方向を向いて頑張っていたのに、

今は皆いろんな方向を向いている。

またそのうち集まる機会があるので、

その時ゆっくり語らいたい。