仕事が終わると急いで電車に駆け込み、
家に自分の荷物だけ置いて、
すぐに保育園まで娘を迎えに行く。
娘を拾ったら、続けて別の保育園に息子を迎えに行く。
二人を抱えて帰宅。そのままお風呂。
まずはパッと息子を洗って、すぐに出る。
全身にクリームを塗って、とりあえず服だけ着せたら、
続けて浴槽で遊んでいる娘を洗う。
娘の着替えも済ませたら、
泣いている息子の様子を伺いながら、夕食を作る。
嵐のような時間である。
食事を作りながら、
ちょこちょこ話しかけて来る娘の相手をしつつ、
夕食を数品作り終える頃、妻が帰宅する。
睡魔で徐々に機嫌が悪くなる息子と、
妻の帰宅に興奮する娘と、
腹が減ったご飯まだかと騒ぐ妻が揃うと、
家の中はまるで動物園の様である。
それでもなんとか全ての支度が終わり、
家族全員食卓に並ぶと、
やはりそれなりの達成感と幸福感は感じる。
ようやく子供二人も寝る準備である。
一人食卓で、コーヒーを一杯飲んでいると、
妻に「何くつろいでるの。まだ一日は終わってないわよ!」
とお叱りを受けるが、
それを聞き流すくらいバチは当たらないだろう。