緊急帝王切開での出産が無事に終わったものの、
赤ちゃんたちは低出生体重児のため、
まだまだ呼吸器管理等が必要で、
当面NICUでの入院が続く予定。
出産からしばらくして、妻は退院となったが、
かなり母体に負担がかかっていたので、
見事なまでに妻の身体は動かなかった。
自力で起き上がれないので、
立ち上がる時に手を貸したり、
足に手が届かないので、足にクリーム塗ったり、
靴下を履かせたり爪を切ったり、
完全に介護だった。
妻が退院してからの方が忙しい…。
そして、妻の傷の管理も僕がやるわけだが、
まぁ妻がとにかくうるさい。
傷に何を貼れば良いか聞かれたので、
「優肌絆でいいと思うよ」と答えたら、
「優肌絆なんかじゃ私の傷は治らない!」
「もういい!外科医の言うことなんて聞かない!」
「あなたはお腹の専門で、傷の専門じゃない!」
とか散々文句を言うので、
じゃぁ今何が貼ってあるんだろうと思って
傷を見てみたら、
産婦人科の先生が丁寧に優肌絆を貼っている。
優肌絆じゃないかー!!!
かと思えば、
「ブリッジはしても良いかな?」
とか、訳の分からない質問をしてきたり、
僕の「1ヶ月は自転車乗らないほうが良いよ」
と言う指示を、さっそく破ろうとしてみたり、
僕はこんなモンスター患者に出会ったことが無い。
妻は体力おばけ、娘は恐竜、息子は怪獣
なんて言っていたが、
妻はモンスターに修正する。