ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

妻はモンスターペイシェント

緊急帝王切開での出産が無事に終わったものの、

赤ちゃんたちは低出生体重児のため、

まだまだ呼吸器管理等が必要で、

当面NICUでの入院が続く予定。

 

出産からしばらくして、妻は退院となったが、

かなり母体に負担がかかっていたので、

見事なまでに妻の身体は動かなかった。

 

自力で起き上がれないので、

立ち上がる時に手を貸したり、

足に手が届かないので、足にクリーム塗ったり、

靴下を履かせたり爪を切ったり、

完全に介護だった。

妻が退院してからの方が忙しい…。

 

そして、妻の傷の管理も僕がやるわけだが、

まぁ妻がとにかくうるさい。

傷に何を貼れば良いか聞かれたので、

「優肌絆でいいと思うよ」と答えたら、

「優肌絆なんかじゃ私の傷は治らない!」

「もういい!外科医の言うことなんて聞かない!」

「あなたはお腹の専門で、傷の専門じゃない!」

とか散々文句を言うので、

じゃぁ今何が貼ってあるんだろうと思って

傷を見てみたら、

産婦人科の先生が丁寧に優肌絆を貼っている。

優肌絆じゃないかー!!!

 

かと思えば、

「ブリッジはしても良いかな?」

とか、訳の分からない質問をしてきたり、

僕の「1ヶ月は自転車乗らないほうが良いよ」

と言う指示を、さっそく破ろうとしてみたり、

僕はこんなモンスター患者に出会ったことが無い

 

一人焼肉

いつかの一人焼肉

 

妻は体力おばけ、娘は恐竜、息子は怪獣

なんて言っていたが、

妻はモンスターに修正する。