ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

理解ある上司に反抗する妻 〜異常事態 その3〜

妻の双子妊娠が判明し、

僕は連日憂鬱というか、

どうやってこの先、生きていこうかという不安に

押しつぶされそうな毎日を送っていた。

我が実家の両親も、我が妹も、

「え、無理じゃない?」といった反応で、

僕に代わって頭を抱えてくれていた。

 

それに対し、妻はというと、

「え!?双子!?

 一度に二人も産めるの!?ラッキー!

と言っており、もうこの時点で、

一生妻とは分かり合えないと改めて確信した。

 

妻のご両親も、相当にエネルギッシュなお方なので、

「あら〜、双子なの〜。

 ということは子供4人になるのねぇ。

 頑張ってね〜!」

程度の反応で終わっていた。

え、この程度の反応なの!?

と僕は引いていた。

 

 

双子のため、妻のお腹は妊娠6ヶ月で、

妊娠9ヶ月と同じくらいの大きさになっており、

ついに、職場の上司に仕事量の削減を指示されていた。

 

妻「辛そうだからもう病棟業務はやるなって言われた!」

僕「へぇ、理解あるとても良い上司だね!」

妻「まだ働きたいのに、なんて酷い上司!」

僕「もう毎日職場に行かないで良いね!」

妻「仕事なくても毎日職場に行ってやる!」

 

全く、会話が噛み合わなかった。

どうしてそこまでして働きたいのか。

 

出産を機に離職する女性の割合は、

2019年は42.1%*1だったらしい。

だいぶ改善しているが、それでもG7最下位らしい。

その上で、批判される事を承知で言いたい。

妻よ、専業主婦になってくれ

僕の夢は叶わなかった。

*1:リクルートワークス研究所「全国就業実態パネル調査(JPSED)2016~2020