妻の双子妊娠が判明し、
僕は連日憂鬱というか、
どうやってこの先、生きていこうかという不安に
押しつぶされそうな毎日を送っていた。
我が実家の両親も、我が妹も、
「え、無理じゃない?」といった反応で、
僕に代わって頭を抱えてくれていた。
それに対し、妻はというと、
「え!?双子!?
一度に二人も産めるの!?ラッキー!」
と言っており、もうこの時点で、
一生妻とは分かり合えないと改めて確信した。
妻のご両親も、相当にエネルギッシュなお方なので、
「あら〜、双子なの〜。
ということは子供4人になるのねぇ。
頑張ってね〜!」
程度の反応で終わっていた。
え、この程度の反応なの!?
と僕は引いていた。
双子のため、妻のお腹は妊娠6ヶ月で、
妊娠9ヶ月と同じくらいの大きさになっており、
ついに、職場の上司に仕事量の削減を指示されていた。
妻「辛そうだからもう病棟業務はやるなって言われた!」
僕「へぇ、理解あるとても良い上司だね!」
妻「まだ働きたいのに、なんて酷い上司!」
僕「もう毎日職場に行かないで良いね!」
妻「仕事なくても毎日職場に行ってやる!」
全く、会話が噛み合わなかった。
どうしてそこまでして働きたいのか。
出産を機に離職する女性の割合は、
2019年は42.1%*1だったらしい。
だいぶ改善しているが、それでもG7最下位らしい。
その上で、批判される事を承知で言いたい。
妻よ、専業主婦になってくれ。
僕の夢は叶わなかった。
*1: