ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

妻がステルス出世していた

妻は、学閥だか派閥だかの関係で、

出世は望めないだろう環境で働いている。

彼女はまるで出世とかには興味が無いので、

特に不満もなく働いていたが、

冷静になって考えてみると、

これだけ業績を残して、評議員にもなり、

主要な資格も持ち合わせていて、

ただの医員扱いって、不当じゃないか?

と、老婆心ながら思った。

 

「さすがに、昇進しないの?」

と聞いたら、

「あ、そういえば今年度から立場変わった」

と、どうでも良いかの様に突然言われた。

 

部門内で、実質ナンバー2になっていた。

急な昇進すぎるだろう。

給料も上がったらしい。

大変、結構なことだ。

心からおめでとう頑張ったねと言いたい。

 

しかし、より一層妻が仕事に本腰を入れる事になる。

子供たちがまた発熱でもしようものなら、

僕が調整せざるを得ない頻度も増えるだろう。

夫としては喜ばしいが、

父としては辛いところ…。

 

妻には優雅に泳ぐ魚たちを見習って欲しい その2

 

と、僕に思われるのが嫌で、

出世をあえて言わなかった可能性はあるな。