先日は、娘の通う塾と面談し、娘の進路相談を。
器用さや要領の良さはずば抜けている
とお褒めいただいて、大変に嬉しかった。
唯一、父として心配しているのは、
自分の確固たる考えや計画がある故に、
自分と異なる考えを持った他者への理解が
不十分な点だろうか。
その多様性をも受け入れられるようになれば、
より父としては安心だ。
リディラバの安倍敏樹氏のエッセイを読んだ。
文中に、
みんなそれぞれ、ある程度確固とした自分を持っていて、なおかつどこかしら校内でマイノリティな側面を持っていた。
(中略)
振り返ると、今の自分がいるのは、当時のクラスメイトがそれぞれ少しだけ多様にマイノリティで、だから寛容で、結果として存在していたやさしい関心のネットワークによって受け入れてもらったからだ。
(中略)
マイノリティ同士なんだけど、そこにはフラットに敬意があった。それぞれのことを全部理解しているわけでもないから、その分足りないところはやさしい想像力で埋め合わせる。ちょっと美化し過ぎかしれないけれど、これが3年E組にあった関心のネットワークだ。
このエピソードは、個人的にとても胸が熱くなる。
娘の周りの女の子たちの一部は、
早くもコミュニティを形成し始め、
集団行動を開始している子もいる。
ただ、娘に伝えたいのは、
他者との同質性を求める必要はない。
自信を持って確固とした自分を持つ事。
そして、他者に敬意を持って接する事。
娘と二人で風呂に入りながら、
「自分より出来の悪い子がいても、
優しく助けてあげるよ良いよ」
と伝えたら、
「初めてのお友達にそれをするのは難しいね」
と、困惑していた。
可愛い娘だ。