ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

安部敏樹氏のエッセイを読んで

先日は、娘の通う塾と面談し、娘の進路相談を。

器用さや要領の良さはずば抜けている

とお褒めいただいて、大変に嬉しかった。

 

唯一、父として心配しているのは、

自分の確固たる考えや計画がある故に、

自分と異なる考えを持った他者への理解が

不十分な点だろうか。

その多様性をも受け入れられるようになれば、

より父としては安心だ。

 

リディラバの安倍敏樹氏のエッセイを読んだ。

ridilover.jp

文中に、

みんなそれぞれ、ある程度確固とした自分を持っていて、なおかつどこかしら校内でマイノリティな側面を持っていた。

(中略)

振り返ると、今の自分がいるのは、当時のクラスメイトがそれぞれ少しだけ多様にマイノリティで、だから寛容で、結果として存在していたやさしい関心のネットワークによって受け入れてもらったからだ。

 (中略)

マイノリティ同士なんだけど、そこにはフラットに敬意があった。それぞれのことを全部理解しているわけでもないから、その分足りないところはやさしい想像力で埋め合わせる。ちょっと美化し過ぎかしれないけれど、これが3年E組にあった関心のネットワークだ。

 

このエピソードは、個人的にとても胸が熱くなる。

 

娘の周りの女の子たちの一部は、

早くもコミュニティを形成し始め、

集団行動を開始している子もいる。

 

ただ、娘に伝えたいのは、

他者との同質性を求める必要はない。

自信を持って確固とした自分を持つ事。

そして、他者に敬意を持って接する事。

 

いつかのキャンプで

いつかのキャンプで

 

娘と二人で風呂に入りながら、

「自分より出来の悪い子がいても、

 優しく助けてあげるよ良いよ」

と伝えたら、

「初めてのお友達にそれをするのは難しいね」

と、困惑していた。

可愛い娘だ。