11月8日、娘の保育園の迎えの際、
空を見上げると月が欠けていた。
テレビでは皆既月食の話題で持ちきりで、
慌てて、娘を外に連れ出して、皆既月食を拝んだ。
ちょうど皆既月食の最中で、きれいな橙色だった。
「月に手は届くの?」
「月って保育園よりも大きいの?」
「宇宙って何を食べてるの?」
など、娘からは質問が相次ぎ、月食をきっかけに、
早くも宇宙の魅力に気づきつつあったのは誇らしかった。
今調べたら、天王星食も起きてたんだなぁ。
なんとも素敵な天体ショーだった。
ちなみに、妻はこういった自然現象に興味はなく、
反面、クリスマスや伝統行事にはうるさい。
全く価値観が合わないなと、常日頃から感じているが、
逆に言えば、バランスが取れているとも言える。
ということで、妻はもう狭い部屋に
クリスマスツリーを設置し、
「どう?どう?」としきりに夫に感想を聞いてくる。
まだ11月になったばかりだぞ…。
しかし、ここで下手なコメントは出来ない。
なんと言えば機嫌が良くなるかしばらく考えていたところ、
返答が遅かったため、やや不機嫌になっていた。
正直な感想は、
「狭い部屋にこんな時期からツリーを置くなバカ!」であるが
僕が絞り出したコメントは、
「うん、いいね!」である。
成長しているぞ自分!!