ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

女医の妻に魔法をかけられる

妻が急に「今日はディズニーに行く」と言うので、

短い時間だったが子供を連れて行ってきた。

妻の行動はいつも急だ。

 

「あなたの分のチケットも買うかどうか

 かなり悩んだけど今回は買ってきた。

 今後も買うかどうかは、今日あなたが

 お利口さんに出来るかどうかにかかっている」

 

と、かなりの上から目線で言ってきた。

癪に障ったが、まぁいい。

お利口さんにしてやろうじゃないか。

(お利口さんって何だ?)

 

パーク内の店舗で、

妻が光る魔法のステッキを買っていた。

「僕に魔法かけてごらん」

と言ったら、僕にステッキを向けて

だ・ま・れ

と魔法をかけてきた。

黙った。

(お利口さん!)

 

体力おばけの妻は

閉園まで娘と走り回っており、

僕は息子を抱えて、

ひぃひぃ言いながら付いていった。

ポップコーンやら、お土産やら、

欲しいと言われたものは全部買ってやった。

 

最後には、

「まぁ、いいわ。

 次回もあなたの分のチケットは買ってやろう」

と、またもや上から目線で言われたが、

とりあえず合格点を貰ったらしい。

 

行きも帰りも、子供たちは車の中でスヤスヤ寝ている。

僕は仕事の疲れが抜けきらず、

眠い目を擦りながら妻に話しかけるが、

妻もスヤスヤ寝ていた。

 

首都高から見える東京タワーのライトアップに

独り癒やされながら、

魔法の国とはまたしばらくのお別れ。

 

 

モルディブの夕焼け

モルディブの夕焼け

 

思えば、妻は何かと僕にモノを向けている。

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