ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

一問一答形式では解決しない夫婦問題

自分のお金の価値観が少し変わった事を

以前の記事で書いたけど、

これは、自分の中では意外と大きな変化だった。

 

joiwife.hatenablog.jp

月に1回ほど勤務している外勤先があって、

別に悪い勤務先では無いんだけど、

通勤時間が長かったり、拘束時間が長かったり、

非常勤にしては責任の重い仕事が多かったり、

いわゆるコスパが良い病院では無かった。

それでも、真摯に仕事を続けていれば

いつかはどこかで評価されるだろうと思って

自分にムチを打って頑張っていたんだが、

なんだかそれも少しアホらしくなってしまった。

 

特に最近は急な仕事で、

家を空けざるを得なかった事が多かったので、

家にいる時間を少しでも増やしたい

という思いもあって、

わずかだけど、外勤先の勤務日を減らした。

(年収にして60万円程度の減収)

 

一応、その事実を妻には伝えたんだが、

翌日になって、またもや怒りのLINEが届いた。

色々書かれていたけど、

「お金無くても仲良いならいいけど、

 お金無くて仲も良くないのは地獄。

 仲良くなるのは諦めているから、

 せめて今より経済的状況を悪くするな」

との事。激しい内容である。

 

つまるところ、

夫をATM認定しているのであるが、

まぁ、それはいい。

ただ、主張したい点が山のようにある。

 

そもそもだが、

妻は僕のやること成すことを

否定し過ぎではないか。

 

経済的負担をするのはあなた!と言うので、

適宜仕事を増やしていたら、

あなたは好き放題仕事が出来て良いね、と言われる。

 

あなたは家に全然帰らない!と言うので、

家に帰れるように仕事を減らしたら、

仕事を減らすんじゃない、と言われる。

 

あなたは家の事を何もしない!と言うのに、

しばらく仕事で家をあけると家事が回らず、

早く帰ってこいと大騒ぎされる。

 

あなたと外食に行っても楽しくない!と言うので、

外食の頻度を減らしたら、

外食の予約も取ってくれない、と言われる。

 

あなたはイベント企画が少なすぎると言うので、

将来よりも今にお金を使おうとしたら、

そんな私のような考え方をあなたがしたら

家庭が回らなくなるでしょう、と言われる。

 

以上はあくまでも氷山の一角にすぎないが、

妻の言動には一貫性が無いし、

矛盾が多すぎではないか!

 

ここまで書いてて思うのは、

妻との交渉において、

一問一答形式は機能しないという事である。

 

大きな問題を小さく因数分解して、

小さくした課題を一つ一つを解決しても、

大きな問題としては解決されていないのだ。

 

一つ一つの課題を丁寧に整理して

それぞれを論理的に解決して、

少しずつ前に進んでいきたい。

ただそれは、僕が得意とするやり方に

強引に妻を引き込んだ

僕の身勝手なやり方であって、

妻としては、何も解決していなかった。

 

一つ一つは、些細な問題なのである。

お箸を菜箸代わりに使わないで欲しい、とか

加工肉を朝ごはんに出さないで欲しい、とか

もう少し同情して欲しかった、とか

一言ありがとうと言って欲しかった、とか。

だから、一つ一つ解決しようとすると、

一つ一つなら、論理的には解決できてしまう。

で、少し話すと解決されるので

僕は満足した顔をして議論を終了していたのだが、

妻は小さな問題の積み重ねが

一つの大きな不満として完成されていて、

その大きな感情を問題として捉えているので

妻にとっては、

まるで何も解決されていないのである。

 

妻が、「〇〇の件は、ぎゃおおおん!」

となっても、それは〇〇の件に関して

ピンポイントで怒っているわけではないのに、

僕はこの一件のみで怒っていると解釈する為に

いつまでたったも会話が噛み合わないのだ。

 

なるほど。

書いていて、少し頭が整理されてきたぞ。

 

外勤先でのお弁当

外勤先での焼肉弁当

 

あなたって、極端なのよ

という妻の一言を思い出したが、

なるほど、そういう意味か。

 

問題は、それがわかった上で、

僕は一体全体どうすれば良いのか、であるが、

それは、まだ、わからない。