ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

妻が緊急入院した

確かに、妻の動きが緩慢ではあった。

「息が切れるわぁ」って言ったり、

「身体が重いわぁ」って言ったり、

いつもに増して、しんどそうではあった。

 

なので、口を酸っぱくして

「いい加減、休め!

 遅くまで仕事したり、

 夜中にこっそり抜け出して職場行ったり、

 そういうことはやめろ!」

と言ってきたが、例によって

僕の言うことなんて全く聞かないので、

そのうち諦めてしまったが、

急に「あ、私、緊急入院だわ」と連絡があった。

で、実際、翌日に大学病院に緊急入院していた。

 

とりあえず、朝子供たちを保育園に預け、

昼過ぎに急いで大学病院に向かう。

受付で集中治療室(!)に案内されたが、

妻はというと、とても元気で、

「主治医に怒られたわぁ、

 普通は大騒ぎするレベルですよって」

なんて言われた。ケロッとしていた。

 

まぁ少なくとも命に別状は無く、

厳重な様態観察は必須なものの

全身状態は安定はしているので、

良しとすることにするが、

もちろん気になって仕方がない…。

自分もこれでも医療のプロなので、

妻の病態については理解しているだけに不安だ。

 

そして何よりも、

妻の長期入院が決まった現在、

完全なる僕のワンオペが決定したのが問題だ。

妻がいても限界だった我が生活、

妻不在で、今後まわせていくんだろうか。

 

まず。

残念ながら、現在進行中の研究は止めた。

研究から離脱して、一部上司には迷惑をかけるが、

こればかりは仕方ないし、

一部上司も良く理解してくれた。

 

そして、色々とお金がかかるので、

当直等の仕事は継続したいが、

そうすると夜間子供を見る人間がいなくなる。

とりあえず、自分の両親に依頼し、

仕事などの予定を大幅に変更してもらった。

本当に無理を言ってすみません。

 

妻の同僚の女医から連絡があり、

「子供さんはこっちで見るから、遠慮なく言って」

との大変ありがたい申し出を頂いた。

なんて、心強いんだろう…。

 

あとは、民間の保育サービスを駆使して乗り越えるつもり。

 

 

さっそく、この妻の緊急入院という異常事態に

敏感に反応したのが娘で、

早くも情緒不安定になっており、

異常なほどの甘えん坊と

別れ際の大騒ぎが増悪しているが、

それは本当に申し訳ないがどうすることも出来ないので、

その都度出来る限りのフォローをしている。

(結局、飴玉をあげるなどのチープな対応しか出来ていない)

 

とりあえず、本日は実家の母に見てもらい、

僕は心置きなく当直業務が出来ており、

ブログを開いてキーボードを叩く時間が確保出来た。

今後はどうなるかわからない。

皆生きていれば100点とする。

 

 

竹芝より

竹芝より