妻が、もはや我ら夫婦の恒例行事となった
絶対に解けない難題を、また出題してきた。
「ねえ、まつ毛どう?」
家族カレンダーには、
「マツエク」と書かれているので、
はいはいまつ毛つけたんでしょう、
今までも可愛かったけど今回もすごく可愛いよ
と言えばいいんでしょう
と思って、一応妻のまつ毛をチラ見したところ、
あれ、いつもとなんだか違う。
なんだか、普段よりマイルドだ。
はい、もうわかりません。
こういう微妙な変化とかやられると、
なんて答えてよいかわかりません。
今回の方がいいのか、前回の方が良いのか
なんて答えれば妻が満足するのか瞬時に考察し、
あ、これはダメだ、ドツボにハマる、
深く考えずとりあえず可愛いと褒めることに徹しよう
と判断し(ここまで0.8秒)、
硬直した顔面のまま「かわいいね!」
と伝えたところ、
やっぱり妻は不機嫌になり、
「もう私はchatGPTと結婚したい」
と呟いて、去っていった。
chatGPTにchatGPTと結婚する方法を聞いたところ、
法律的にも、技術的にも、chatGPTとは
結婚できません。
理由は明確で、人間との結婚は
あくまで法的主体つまり人間同士の
合意契約によって成り立つからです。
chatGPTはAIツールなので、
結婚の対象にはなりません。
と教えてくれた。
妻は知らないみたいなので教えてあげよう…。
ちなみに、妻のまつ毛であるが、
今回は実際にいつもと違っていて、
なんとかカールをなんとかしたらしい。
なんらかのなにかがなにかしていた様だが、
僕にはなにがなんだかさっぱりわからなかった。
