希少なウイスキーに出会う機会があり、
結局購入には踏み切れなかったものの、
少し後悔していた。
もし、大金を払ってあのウイスキーを手に入れていたら、
どんな風味を楽しめたんだろうか。
というわけで、妻に
こんなウイスキーがあってさぁ〜
もし飲めたとしたらさぁ〜
などと話したのだが、妻には
「そもそもあなたはそのウイスキーを
購入する舞台に立っていないのよ。
そんな覚悟も決断力も無く、
そのウイスキーを語るのが間違いで、
この時間は無駄なのよ」
と言われた。妻が冷たい。
無条件で味方になってくれるのが、
人生のパートナーである妻の役割ではないのか
と嘆いたら、妻が、
「そうだね、そうだねっ、
やっぱり普通のウイスキーとは違うねっ
芳醇な果実感とか、樽の香りも深みがあるねっ
くらい私も言えるわよ。
友達とか彼氏にはね。
でも、あなたは夫なのよ。
そういうサービス期間は終わったの」
と言われた。
一瞬、かつての天使のように優しかった妻が
戻ってきたのかと錯覚したが、
なんということだろう…。
あれは、サービス期間だったのか…。
