ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

プロフェッショナルとは

外科医の場合、

高難度手術を完璧に完遂した時や、

容態の急変に対処して救命できた時や

自分にしか出来ない手技で患者を救った時など、

これはファインプレーだったなぁ

仕事を続けて来てよかったなぁ

と感じる瞬間が間々ある。

 

先日も、そんな瞬間があった。

アドレナリン全開で分泌されているので、

夜中だが眠気は感じなかった。

それでも、当直室のベッドに横になり、

しばらくぐったりとしていたら、妻から

「あなた!子供たちがたまにお風呂で使う浮き輪、

 どこにやったのよー!!」

と怒りの電話が入った。

 

……。

どぉーーーでもいいだろうそんな事!

真夜中に大事件のテンションで電話してくるな!

こっちは、生死を分ける瀬戸際にいたんだ!

と、大声で怒鳴りたい気持ちをなんとか鎮め、

一度、ふぅと呼吸を整えて、

「浮き輪は、押し入れにしまったよ」

と答えた。

妻は、しばらくやんややんや文句を言いながら、

捨て台詞を残して電話を切った。

 

年末は久しぶりに両親とじっくり話してきた

 

プロフェッショナルとは、

如何に仕事脳と家庭脳を

瞬時に切り替えられるか、で決まる。

常野健三郎