早くも、小学校に顔を出す機会が何度かあり、
現代の紳士の鎧*1を着て、
妻と小学校に足を運んだが、
やはり、これは、親の出番が多くなりそうだ。
結構楽しみでもあり、ワクワクしてはいるが、
今以上に時間の捻出が必要になりそうだ。
色々と考えた結果、
僕が仕事に専念し、妻が一時休職するのが最適解である。
外科医と内科医では、
一般的には外科医のほうが時間給が高く、
妻が休職しても、自分の稼ぎで妻の分はカバー出来る。
しかし、逆は無理なのだ。
妻はあらゆる資格を取り終えた事も考慮して、
僕が仕事に、妻が一時家庭に入るのが、最適解である。
誰が何と言おうが、これは自明の理なのである。
実際、周りの医師夫婦を見渡しても、皆そうしている。
しかし、どれだけ丁寧に説明しても、
妻が首を縦に振ることは無い。
「それでも、私は働くのです」
と言って、全く聞き入れないのだ。
僕も色々と我慢するから、
君も子供のために何かを妥協せよ
という僕の言葉が、全く効力を持たないのだ。
そもそも、妻はかつて自分の母親が、
自分の教育のために休職し、
仕事ができないストレスに耐える姿を見て、
こんな我慢している母なんて見たくない
自由に仕事をする母を見ていたいんだ
と思ったそうで、その経験から、
自分は子のために仕事をすると決意したそうだ。
なるほど、まぁこれは理解できる動機だ。
しかし、気づけば子供が4人もでき、
十分な教育環境を整えるためには
共働きが困難な状況が現実に起きている。
この頑なな決意を少し緩めてもらわないと、
実際問題として困るのだ。
しかもだ、妻が働き、仮に僕が休職したとすれば、
それは妻の休職によるストレスが、
僕の休職によるストレスに置き換わっただけで、
結局子供への悪影響という意味においては
同じ事ではないか。
何が言いたいかと言うと、
妻は、「私は子供のために働く」と言うが、
そのロジックは欠陥だらけであり、結局のところ、
単なる妻の身勝手に過ぎないのだー!
と言いたいのだ。
そういうわけで、
うまく行かないのは全て妻のせいだ!
と結論付けたわけだが、
以前にも述べた通り、そんな妻を選んだのは
紛れもない自分自身であり、
しかも今の妻以上にこの人と結婚したい!
という女性が残念ながら他に現れていないので、
いよいよ言い訳する事ができない。
その為、最終的には自分が
自分の仕事の調整をすることで、
教育環境を整えていくしか無いのだろうと察した。
そして、そこまで察したは良いが、
結局具体的にどうすれば良いのか、
まだ明確なプランが見えていない。
ここが、苦しいところだ。
妻には、
「あなたフリーにでもなれば?」
というような事を言われたが、
なんだろう…、この期待されて無い感…。