ぼくの妻は、女医

フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ

ぼくの妻は女医 ~フルタイム医師夫婦による、4児の子育てカルテ~

イクメンは出世できるのか

娘が熱発したと保育園から連絡があり、

午後の仕事を放棄して、迎えに行く。

理解ある環境に身を置かせて頂いてるとは言え

さすがに上司も呆れているだろうなぁ…。

 

こんな働き方ばっかりしているので、

もうすっかり業績とか出世は

諦めてしまったんだが、

そもそもイクメンって出世できるのか。

 

イクメンという単語自体が不適切

という意見は承知しているけど、

それは一旦置いておいて、

イクメンって出世不可能じゃないか。

 

出世している周囲の上司や、

尊敬する著名人のプライベートを見ると、

ほとんど仕事一筋である。

 

例えば、尊敬し憧れでもあるボスは、

数多いる部下の人事を徹底的に管理出来ているし、

下っ端の僕の名前を覚え、常に声をかけてくれる。

24時間、社会や医療を良くするために働いている。

こんな上司に、これからも出会って、

付いていきたいなぁ

と思うが、そんな上司は家庭を放棄している

 

学生時代、経済界に顔を突っ込んでいた時期、

聡明な政治家や各界のリーダーは、

本当に素晴らしく魅力的で、

当時の若い自分にとって、大変な刺激になった。

こんな人達が日本を引っ張っていくなら

この国も安泰だなぁ

と思ったが、そんなリーダー達は家庭を放棄している

 

もう少し身近な話をするなら、

僕の同期の独身外科医は、出張・進学・留学など、

無茶な人事異動を命じられながらも、

それに応えて着々と出世コースを歩んでいる。

これは共働きの育児中では難しいだろう。

 

そもそも出世が

上司の期待に応えることだとしたら、

子供の為に途中で仕事抜けます

なんて続けていたら

期待になんて応えられないもんな。

 

それでも時代は共働きで、

男も家事育児が当たり前の時代です。

特に子育てが重なる

20代後半から30代後半にかけて、

職場の理解は本当に大切だと思うので、

自分がいつか上司になった際には、

気にかけてやりたいと思う。

 

THE KINTAN STEAK

THE KINTAN STEAK

 

イクメンが出世できないのでは無くて、

出世しない男がイクメンに逃げる

という説もあるので、

調子に乗らず、真摯に毎日頑張ります。

 

※ あと、自分がイクメンですと宣言しているわけでは無い。